駅から少し歩いたところにお店はあった。さっそく店内に入ると、人懐っこそうなご主人が迎えてくれる。鉄板の前に陣取るのは、肝っ玉の座ってそうなお母さん。鉄板席が広く空いていたので、おそるおそるそこに座っても良いですかと尋ねる。OKとのこと。やったね。
まずは強く勧められた牛バラをいただく。カルビとも呼ばれる部位で、とにかく最初はこれを食べて欲しいとのこと。注文後、まるでステーキの様なバラ肉が取り出されて、ご主人が鉄板の上で焼いてくれる。同じく強く勧められたレモンサワーは凍ったレモンが溢れるほど入っている。2杯どころか、3杯4杯と中だけのお代わりで済むやつだ。
さて、肝心のお好み焼。こちらは奥さんが担当。粘り強めの生地に、細く刻んだキャベツ。おそらく機械切り。白いところ多めに青いところも少し使う。もやし、天かす、豚肉も乗せてラードをのっけてひっくり返す。とてもオーソドックスな焼き方。
そばは生麺。寸胴で茹でて鉄板に出す。うどんの場合も寸胴で湯通ししている様子。しばらくは本体と別々に焼き、最後に合体。仕上げの玉子は2黄卵だった。早速食べてみると、とても普通のお好み焼。よそ行きではない、近所のお好み焼って感じ。聞いてみるとソースはオリジナルブレンドとのこと。ベースはおそらくミツワソース。
店名の「八丁堀」は、ご夫婦にとって馴染みの深い地名なので、それをいただいたとのこと。