金町の栄通商店街にあるお好み焼屋。鉄板カウンターはなく、お好み焼は調理場で焼かれている。鉄板のないカウンターが4席。鉄板付きのテーブルが4席×4。
広島のお好み焼と、府中のお好み焼の2種類がある。店主は府中市出身で、子供の頃から食べていたお好み焼を再現しているとのこと。麺のパリパリ感が控えめで、しっとりと優しい印象のお好み焼。
金町駅から歩いてすぐの金町栄通り商店街。飲み屋が立ち並ぶこの通りを歩いていると、何人もの酔っ払いとすれ違うことになる。そこを怯まずに進んで、通りの東端まで行くと一軒のお好み焼屋がある。こんな下町で広島のお好み焼を食べられるのは嬉しいなっと扉をくぐる。
店内を見渡すと、広島のお好み焼屋にありがちなカープグッズが全然なく好印象。カープ推しだとそれはそれで嬉しいけど、広島の人以外が入りにくくなっちゃうもんね。でも、広島産レモンサワーとか、牡蠣とかの名前が張り出してあり、広島らしさがそこかしこに転がっている。
席に腰をかけ、メニューを眺めると、ありました広島のお好み焼。肉玉そば、肉玉うどん。その他に鉄板焼メニューが豊富で、店内の先客たちもそれらを楽しんでいる様子。そして、そんなメニューの中に府中焼の文字がある。聞くとことによると、店主は広島の府中市出身とのこと。なので、今日は府中焼を注文。
少し待ってお好み焼の登場。丁寧に整えられ、綺麗に丸く安定感のある焼き上がり。早速食べてみると、最近広島市で流行っているガッツリパリパリ系ではなく、やや控えめなお好み焼。店主によると、子供の頃に食べていたお好み焼を真似ているとのこと。こういうお好み焼が東京で食べられるってのがすごいことだよね。