お好み焼き屋。店は広く、鉄板の付いた上がりのテーブルが4席×4、2席×2。鉄板のカウンターが5席。テーブル席が6席。店は親父さんが切り盛りしていて、夜は鉄板焼きの居酒屋にもなる。
お好み焼きは、鉄板に生地を引き魚粉を振りかけ、大きめに刻んだキャベツ、たっぷりのもやしを、天かす、とろろ昆布、かまぼこ、厚めにスライスした豚肉と乗せてゆく。そうして、そのまましばらく焼く。うどんの場合は、袋麺から鉄板に出し少し水をかけて、油をさす。そばの場合は冷蔵庫から取り出した生麺に蛇口から水をかけてそのまま鉄板へ置き、少し油を差してほぐし炒める。もしかしたら、そばは事前に蒸しているのかもしれない。
お好み焼き本体はその後、やっとひっくり返す。麺もひっくりかえし、形を整える。そうしてまたしばらく焼いてから、本体を軽く押さえて麺と合体。合体後もしばらく焼いて、鉄板に卵を割る。玉子は軽くヘラで突いて黄身を崩しただけで、本体を乗せる。玉子にしっかり火が通ったところでひっくり返す。仕上げは、味の素、青のり、刻みネギ、紅しょうが。ソースはオタフク。お好み焼きを鉄板で食べない場合は、一人前用の小さな鉄板に乗っかって出てくる。