亀有駅前「ゆうろーど」の路地裏にあるお好み焼き屋。店主は広島の「LOPEZ」で修行し、この地に広島のお好み焼きを提供するお店を開いた。店内は広く、厨房を囲むようにコの字に鉄板カウンターが並ぶ。テーブル席はない。修行元の配置をほぼ再現している。
お好み焼も修行元のスタイルを踏襲している。楕円形に引いた生地にキャベツ、もやし、天かす、豚肉等を乗せじっくり焼く。そばはいその製麺の生麺を使用。ソースはオタフク。もちろんLOPEZの代名詞であるハラペーニョのトッピングもある。
広島の横川には一風変わったお好み焼屋がある。普通のお好み焼の他、メニューに並ぶのは「チリ リオ グランデ」や「チキン ファフィター」といったお好み焼屋らしからぬ品々。しかも、お好み焼のトッピングとしてハラペーニョまであるという、中米色溢れるテイストになっている。その理由は店主であるロペズさん。中央アメリカのグアテマラ生まれで、広島出身の奥さんと結婚したことをきっかけに、広島へ移り住んだ。「薬研堀 八昌」で修行し、2000年にお好み焼「LOPEZ」をオープンさせた。ロペズさんが焼くお好み焼は絶品で、さらにメニューに載せている故郷の料理が大変な人気となり、特にハラペーニョは店の代名詞になっている。そして、師匠の小川さんと同様に、弟子を何人も育てあげている。
亀有のおこたろうも、そんな弟子の一人。広島に縁もゆかりもなかったのに、ロペズさんに弟子入りしてお好み焼の技を磨き、関東に戻ってお好み焼屋をオープンさせた。
店は亀有の商店街から少しだけ外れた路地にある。店内はLOPEZと同様、鉄板席が厨房を囲むようコの字型になっている。お好み焼もLOPEZらしさで溢れており、忠実に再現してくれている。本家よりもハラペーニョの盛りが気前良く、これがハラペーニョ好きにはたまらない。一品メニューは、グアテマラらしさよりも、広島らしさが強め。でも、チョリソーなど修行元のメニューも加わっているのが嬉しい。