花子 飯田橋店 
  • 升萬食品
  • カープソース
  • 鉄板カウンター

 広島の国泰寺にある「 花子」の支店になる。店内は広く、鉄板前のカウンターが7席。テーブル席には鉄板はなく4席×4。あと、奥に個室がある。店先には広島の酒蔵の酒樽がたくさん並べられており、広島の地酒を推している。

 人気のお好み焼は国泰寺焼。豚ばら肉ではなく、豚トロを使うのが特徴。また、生地の上へ盛ったキャベツにくぼみをつけ、そこに玉子をおとす。麺に玉子を貼り付けず香油で焼き上げるので、麺のパリパリ感が強く出ている。麺はマスマンのゆで細麺、ソースはカープソース。

東京都千代田区飯田橋2-1-6 鈴木ビル 1F
03-6380-8024
開店時間:11:00-14:00 17:00-23:00
定休日:日曜日、祝日
※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、開店時間や定休日が変更されている可能性があります。


おみせでおっこん
花子 飯田橋店

 日曜日とはいえ、お昼にしては少し遅めの時間にもかかわらず、私がお店に入った時は、ほぼ満席だった。年配のカップルが、テーブル席でグダグダと昼酒を楽しんでいたり、若いカップルがテーブル席で不器用そうにお好み焼をつついている。奥には若いグループもガヤガヤと騒いでいる。そんな中、鉄板前のカウンターだけがガラリンと空いていたので、案内されるのを待たず勝手にそこに腰掛け、鉄板前の特等席を確保した。

焼き姿が美しい

 「花子」は広島でも食べたことのあるお店。その時は国泰寺焼を食べたので、今回も同じものを注文。焼き手さんはここの店長なのだろうか。お好み焼を焼きながらも店員への指示をテキパキとこなしている。後ろのテーブル席から、さみだれにドリンクのオーダーが入り忙しそうだが、私のお好み焼は手際良く焼き上げられていく。

 焼き上がったお好み焼は、麺が表面に出てパリッと焼き上がっている。本店とまったく同じルックス。一口食べると、野菜にちゃんと旨味が乗っていて、トントロの存在感がしっかりと出ている。これはやっぱりビールだよね。と、思わず注文。すかさず、後ろのグループ客からも同じ注文。いったい昼間から何杯飲んでいるのだろう。

 そうして運ばれてきたビールを飲みながら食べ進むと、やがて中に挟まれた玉子の黄身がトロりんと溢れ出てきた。そうそう、国泰寺焼ってこんな感じだったよね。となんだか嬉しくなった。

玉子の黄身がトロりん
(2021.11)