ぶち 恵比寿本店 
    • 三次唐麺焼
    • 江草商店
    • オタフクソース
    • 鉄板カウンター
    • モバイル鉄板

     恵比寿駅近くにあるお好み焼屋。ビルの2階に位置し、1階の入口付近には「三次唐麺焼」の幟が立っているので目印になる。店内に入ると、正面に鉄板カウンター、左右にテーブル席が配置されている。

     お好み焼は変わった焼き方で、まず袋麺をしっかり揉んで鉄板に出し、油をさしてさっと炒める。そこにソースをかけた後、細く刻んだキャベツ、天かす、豚肉の順に重ね、最後につなぎの生地をたらす。最初に生地を丸くひくこともしなければ、もやしも使わない。独特の焼き方だ。

     オーナーは広島の庄原出身。三次方面にも縁があるようで、江草商店の唐麺を常備している。

    東京都渋谷区恵比寿南1-7-8 ニューライフ恵比寿 2F
    03-3760-0555
    開店時間:16:00-23:15 (L.O.22:30) 土日祝15:00-22:15(L.O.22:15)
    定休日:不定休
    ※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、開店時間や定休日が変更されている可能性があります。


    おみせでおっこん
    ぶち 恵比寿本店

     まだまだ時短要請が続くなか、お好み焼を食べに行ってみた。日曜のお昼、開店時間ぴったりに到着すると、ちょうどお店を開けるところだった。そのまま店内に滑り込み、迷うことなく正面のカウンター席に腰掛ける。そうしてメニューを見ることもなく、三次唐麺焼を注文。先ほど、店の下で幟を見て、これしかないなと決めていたのだ。

     店主は流れるようにお好み焼を焼き始める。まず麺を処理し、その上にキャベツを乗せた。何が始まったのだろうと見ていると、そのまま天かす、豚肉と重ねて、最後に生地を上からたらした。こんな焼き方は初めて。びっくりして、他の客が注文したノーマルな肉玉そばを見ても同じ焼き方。

    生地は引いてないけど、かけている

     そのまましばらく焼いてひっくり返されたお好み焼は、そばがカリカリになっている。最後に二黄卵を鉄板にかち割り、本体を乗せて半熟で仕上げる。聞いてみると、どこで習ったわけでもなく、この店独自の焼き方として考案したとのこと。地元広島では、変わった焼き方をしてると、お客さんに訝しがられるけど、東京ではそういった問題がないから自由にいろんな焼き方を試せるよね。面白いなぁ。

    三次唐麺焼
    (2021.11)