八丁堀 
  • 生麺
  • 磯野製麺
  • ミツワソース
  • 鉄板カウンター
東京都杉並区天沼3-12-7
03-3398-8828
開店時間:11:30-14:00(L.O.13:30) 17:30-22:00(L.O.21:00)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)
※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、開店時間や定休日が変更されている可能性があります。
駐車場:無


おみせでおっこん
 荻窪にも「八丁堀」がある。もちろん、ここで取り上げるぐらいなので、京橋の八丁堀ではなく、広島の八丁堀。広島の中心地をそのまま店名としたお好み焼店があるのだ。これは食べに行かんといけんでしょう。そんなわけで、荻窪駅に降り立ってみる。

 駅から少し歩いたところにお店はあった。さっそく店内に入ると、人懐っこそうなご主人が迎えてくれる。鉄板の前に陣取るのは、肝っ玉の座ってそうなお母さん。鉄板席が広く空いていたので、おそるおそるそこに座っても良いですかと尋ねる。OKとのこと。やったね。

八丁堀

 まずは強く勧められた牛バラをいただく。カルビとも呼ばれる部位で、とにかく最初はこれを食べて欲しいとのこと。注文後、まるでステーキの様なバラ肉が取り出されて、ご主人が鉄板の上で焼いてくれる。同じく強く勧められたレモンサワーは凍ったレモンが溢れるほど入っている。2杯どころか、3杯4杯と中だけのお代わりで済むやつだ。

レモンサワーには冷凍レモンがぎっしり

焼き上がった牛バラ。ポン酢ダレと観音ネギ

 さて、肝心のお好み焼。こちらは奥さんが担当。粘り強めの生地に、細く刻んだキャベツ。おそらく機械切り。白いところ多めに青いところも少し使う。もやし、天かす、豚肉も乗せてラードをのっけてひっくり返す。とてもオーソドックスな焼き方。

 そばは生麺。寸胴で茹でて鉄板に出す。うどんの場合も寸胴で湯通ししている様子。しばらくは本体と別々に焼き、最後に合体。仕上げの玉子は2黄卵だった。早速食べてみると、とても普通のお好み焼。よそ行きではない、近所のお好み焼って感じ。聞いてみるとソースはオリジナルブレンドとのこと。ベースはおそらくミツワソース。

 店名の「八丁堀」は、ご夫婦にとって馴染みの深い地名なので、それをいただいたとのこと。

肉玉そばに観音ネギ。
(2022.3)